ツルネコノメソウ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

山地の沢沿いに生える多年草で、高さは5〜15センチ。花後、走出枝を出し繁殖し、群生することが多い。茎葉は互生し、2〜3枚付き、縁には丸い鋸歯が5〜7個ある。
萼片は広卵形で平開し、緑色又は黄緑色。雄しべは8個。葯は黄色。花期は4〜5月。近畿以北、四国、北海道に分布する。

〜徒然想〜

裏高尾スミレ道の帰りは、右手に沢を見ながら下ります。この日の撮影を終え、気持ち豊かにそぞろ歩きです。せせらぎの音が心地いい。
そんな余裕か、見下ろした沢にわずかな黄色が見えました。沢に下り近くで見るとネコノメソウの仲間と分かります。岩のコケの上に10センチほどの茎を伸ばし、頂点に平らな黄色い花を付けています。ネコノメソウよりも細身で、たおやかです。

ハナネコノメと同じく水辺がよく似合い、格好の花モデルです。

ネコノメソウの仲間

2006.4.2 東京都裏高尾
 2006.4.2 東京都裏高尾    2006.4.2 東京都裏高尾
 2013.6.16 北海道    2012.4.17 高知県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery