ヤツガタケキスミレ

スミレ科 キバナノコマノツメ類

 
2006.7.7 長野県八ヶ岳
葉の表面には毛が見られます
 


長野県八ヶ岳の砂礫地に咲く多年草で、高さは5〜10センチ。葉は卵形で、表面に光沢がなくて厚く、両面の脈上に毛がある。苞葉が葉柄の下方に付く。
花は黄色で、花柱は無毛、距は短い。花期は6〜7月。

〜徒然想〜

八ヶ岳に咲くタカネスミレの亜種をヤツガタケキスミレと名付けています。葉は光沢がなく、同じタカネスミレの亜種のクモマスミレとは相違しています。双方とも花柱には毛がありません。
2004年は1個所だけ確認しています。登山道脇なのですぐに見つかりますが、2005年に行ったときはロープが張られていました。そこに有ったはずのイワベンケイやこの花の痕跡も残っていなかったので、心配になりました。
2006年7月、群生地を2ヶ所みつけました。砂礫の上に点々と咲いていました。
コマクサのように大切に保護されており、ほっとして撮影に取り組みました。

−同じ科の植物−

 2006.7.7 長野県八ヶ岳    2004.7.10 長野県八ヶ岳
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