アカバナ/シロバナアカバナ

アカバナ科 アカバナ属

山野の湿地などに生える多年草で、高さは15〜90センチほどになる。萼裂片や子房には短い腺毛があり、茎には曲がった毛がある。茎は赤みを帯びることがある。葉は卵形〜卵状披針形で、基部は茎を抱くことが多い。秋には紅葉し、アカバナの名の由来がある。
花は淡紅白色〜紅色で、直径8ミリほど、花弁は倒卵形で先は浅く2裂する。柱頭はこん棒状。花期は7〜9月。北海道〜九州に分布する。
花が白いものがあり、シロバナアカバナと呼ばれる。

〜徒然想〜

アケボノシュスランが咲く林道の裏手に開けた休耕田があり、少し歩いてみることにしました。
草が生い茂り蛇でも潜んでいそうな雰囲気で、少し身を引きながら進みます(蛇は苦手です。)。イボクサヤブヅルアズキアゼトウガラシなど、見知った植物が花を付けています。アカバナもそれらに混じり、少しだけ見られました。
以前は、この田も稲穂を垂らしていたのかもしれません。すっかり放置され、山に入る道も藪に閉ざされています(栃木県にて)。

シロバナアカバナは、富士山麓の明るい道路脇で見られました。ここ数年、新しい発見が多い富士山麓です。

−同じ科の植物−
2009.9.23 和歌山県(画像にポインターをおいてください)
2009.7.19 山梨県 2009.9.21 栃木県(画像にポインターをおいてください)
 2014.8.4 山梨県    2009.9.21 栃木県
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