イヌゴマ

シソ科 イヌゴマ属

湿地に生える多年草で、茎は直立し4角で、高さは40〜70センチ。茎や葉に下向きの刺がある。葉は三角状披針形で、ごく短い柄がある。
花は淡紅色で唇形、下唇は3裂して紅色の細点がある。花期は7〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

国語辞典によれば、植物名にイヌが付くと、似ているが分類上は異なる利用・鑑賞上の価値が劣る等の意味を表すとあります。
このHPでは、イヌサフランイヌセンブリイヌタデなどを紹介していますが、確かにイヌセンブリは苦みのある効能成分が少なく、健胃剤としての利用価値は低いといえます。
でも、センブリの次にムラサキセンブリを見つけ、次はイヌセンブリをと探し続け、ようやく見つけた苦労を想うと、とても辞典の意味とは受け取りたくはありません。

イヌゴマは、・・・・・・やはりゴマとしての価値は無いようです。

−同じ科の植物−
2008.8.19 千葉県
 2010.8.13 長野県霧ヶ峰    2008.8.19 千葉県
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