レイジンソウ

キンポウゲ科 トリカブト属

 
2011.9.15  山梨県   2011.9.15  山梨県

山地の林縁、林中に生える多年草で、高さは30〜80センチ。根生葉は長柄があり腎円形、5〜7中裂し、裂片はさらに浅裂する。
花序は総状に3〜15花を付ける。花は長さ3センチほど、花柄には開出毛がある。花期は8〜10月。関東地方以西、四国、九州に分布する。
レイジンの名は、伶人(雅楽の奏者)が正式行事のときに被る兜の形がこの花に似るので付いた。

〜徒然想〜

少し暗くなった登山道脇に、ぽつりぽつりとこの花が現れるようになりました。林の中にもみられますが、あまり奥の方にはなく、むしろやや明るい林内に生えるようです。
登山道はサラシナショウマタカオヒゴタイタンザワヒゴタイヤマトリカブトなど、秋の花が多彩です。
林を抜け、明るい草原に出ます。次はセイタカトウヒレンを探します。

だいぶ後年になって、レイジンソウを安易に考えていたことを思い知らされました。よく似た仲間にアズマレイジンソウがあり、更にはフジレイジンソウがあることを知りました。3者の違いを調べるのに苦労しました。
ネットへの収載に誤りがあってはならないことを、改めて思い知らされました。


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2015.9.5  山梨県 2015.9.5  山梨県