” 花 紀 行 ”
  

完全に純白とはいえませんでしたが、
シロバナと呼んでいいでしょう

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<ヒナザクラ>

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目的の場所に来て愕然としてしまいました。
タカネスミレが見られません。
葉は沢山見られるので、場所は間違っていない
はずです。

一帯は既にコマクサに置き換わっていました。

先日のうすゆき山荘での情報はどうなった
のでしょうか。
咲き残りを探します。

ようやくみつけた数輪ですが、
ゼロとは大違いです。

腹ばいになっての撮影が続きます。



後で気付いたのですが、タカネスミレの群生地は
別の場所にもあったのかもしれません。
思い当たる場所があります。残念!

〜 東北の三山:早池峰山、秋田駒ヶ岳、鳥海山 〜

2010.7.4〜7.10
ヒナザクラは雪解けとともに咲いていきます。
持ってきたビールを冷やそうと、雪渓に降りた脇に群生していました。
月山で堪能した花ですが、ここの花も清楚で可憐です。

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<イワブクロ>

<タカネサギソウ>

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<ウラジロヨウラク>

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<タカネスミレ>

この後も各所で見ることができました。
きれいです。

葉の別れ方にミヤマハンショウヅルとの違いがあります。
やや終わりかけでしょうか。
数も少なかった

.




” その2 秋田駒ヶ岳とその周辺 ”

<コマクサ>

<オニアザミ>

草原で咲き始めていました。チョウカイアザミかと思いましたが、
ここにチョウカイアザミはないとされています。
後日鳥海山でチョウカイアザミもみましたが、よく似ていました。
オニアザミと思われます。
まだ殆ど蕾です。タカネサギソウと思われます。

<エゾツツジ>

この仲間には、タカネアオヤギソウ、ムラサキタカネアオヤギソウなどがあり、
背丈や苞の長さなどによって区別されています。
アオヤギソウは、花が淡緑色で、比較的背丈があります。

<オオバキスミレ>

北海道大雪でよく見られたイワブクロが、
ここでも見られました。

礫地に生える様子は同じです。

草原の遠くは、白い雲に霞み消えています。
木道に腰をおろし、しばし森とした草原に身を委ねます。
トウゲブキはまだ咲き始めたばかりで、数はみられませんが、黄色が目立ちます。
そして、オノオランやミヤマリンドウなども・・・

早池峰山のうすゆき山荘では、前日に秋田駒ヶ岳に登った4人の方と同宿になりました。
“タカネスミレは沢山咲いていましたよ!”の情報にうれしくなりました。
楽しみ倍増で秋田駒ヶ岳に向かいます。


秋田駒ヶ岳は、この時期は平日でもマイカー規制がありますが、駐車場からバスで8合目まで登れ、大変楽です。
10人ほどがバスを降り、それぞれゆっくりスタートです。

山は白い雲がかかっていますが、雨雲ではなさそうです。


緩やかな傾斜道を花散歩モードでゆっくり進みます。道沿いには、多くの花が見られました。

その1 早池峰山とその周辺
その3 鳥海山とその周辺
少し前まではタカネスミレの黄色に覆われていたと思われる礫地は、今ではすっかりピンクに変わっています。
背景の山は、流れる雲でときに覆われます。
青空を待ったのですが、かすかに見られたに過ぎませんでした。

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予定していた道を間違えてしまいました。
少し険しい道で不安はありましたが、行く先は見えています。進むことにしました。

エゾツツジが見事に群生し、周りが赤に彩られていました。
北海道大雪で礫地に生える姿とは、また違う雰囲気です。

まだ咲き始めたばかりで、赤い縁取りがきれいです。
秋田駒ヶ岳には葉裏が無毛で淡緑色のケナシハクサンシャクナゲが産することを、あとで知りました。

白花と思われるものもありました。

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<ハクサンシャクナゲ/ケナシハクサンシャクナゲ>

<アオヤギソウ>

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<トウゲブキ>

この山で見たかった花の一つ、オノエランです。
予測していたよりも小さく、背丈は10センチ前後でした
(場所によっては20センチほど)。

清楚な白で、花弁に浮いた斑紋が可愛らしい。

しばらく進んだ草原では、薄い雲に霞み、いい雰囲気です。

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<オノエラン>

<ネバリノギラン>

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<ミヤマダイコンソウ>

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<ベニバナイチゴ>

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<コミヤマハンショウヅル>

<シロバナハクサンチドリ>

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秋田駒ヶ岳では、予定の花は全て見られましたし、バスの時間に合わせ、早めに下山することにしました。
せっかくここまで来たのですから、乳頭温泉に入りたかったのです。
バス停駐車場から20分ほどです。

明るいうちに入る乳白色の露天風呂は格別です。
早池峰山と秋田駒ヶ岳の花たちを想い浮かべながら、疲れを癒します。


   

最近はあまり撮らなくなりましたが、登山者に名前を問われました。
きれいに生えていたので、撮っておくことにしました。